ロルフィングの効果;姿勢が良くなり、いい姿勢でいることの大切さについてより理解が深まってゆきます。そしてその理解が自分が成長してゆきたい方 向に向かってゆく揺るぎないモチベーションの大切な支えとなるでしょう。
全ての慢性的な痛みや体の不具合はそれが事故あるいは慢性的なストレスであれ、ある特定の感覚が正常に働くこ とを拒否してしまったことに始まる(起源を持つ)。
感覚が麻痺してゆく主な原因:恐れ全般。痛みに対する恐れ、何かを理解できない恐れ、周囲に理解されない恐 れ、何かを失ってしまう恐れ(体、若さ、健康、未来の保障、権威、信望、大切な人、etc)
私たちの存在に元々意味などない、そこに意味を見いだすのが人間だろう。ある人はその意味により幸せを感じた り楽しんだりする。また、ある人はその意味によって悲しんだり病気になったり死んでしまったりする。文明の進化と供にはたして今までどれだけの意味がこの 世の中に生み出されてきただろう?そしてその意味にどれだけ縛られ続けて来たのだろう?
私は地震が好きです。何も大震災の悲劇が好きだと言っている訳ではなく、ただこの地球という生命体の上に自分 が乗っているという事を実感する稀な瞬間だと思うからです。
普段、社会の流れに飲まれながら硬いアスファルトの上を小急ぎに歩いている時に中々そんな事を感じている余裕など持ち合わせていないものです。
そんな私たちが地球に支えられながら生きているなどという感覚を維持し続けるのは容易な事ではありません。
しかしそういう感覚の欠落が私たちの体、精神状態に及ぼす影響は意外と大きいのです。
まず足の裏の方から徐々に感覚が薄れてゆき、靴を履きながら過ごす時間が長いという事実もあるが、感覚の薄くなった足の関節は徐々に正常な働きをしなく なってゆきます。こういう状態になってしまった足はその上の構造、膝、腰、胴体、肩、頭を正常に支える事は出来ません。逆に言ってみると信頼性のない足場 の上に体の上の方の構造はしっかりと身を預けようという気にはなれないのです。
安定した足場のない上半身に残された方法といえば腰や胴体、肩を固め不自然な安定を追い求め続けるしかありません。こういう状態にいる時私たちはあまり満 足度の高い呼吸をできません。
しかし気持ちのいい呼吸ぬきに健康はあり得ません。呼吸とは私たちの精神状態と体を結ぶ橋のようなものです。
誰でもとても怖い思いをしたり、すごくストレスを感じるシチュエーションに出くわした事があるでしょう、そんな時に深く長い呼吸はしていなかったでしょ う。呼吸は浅く短くなり、たまに息を止めていた自分にハッと気づき慌てて息を吸い込む、そういう場面を思い出せるでしょうか?そんなとき私たちは大抵肩を こわばらせたりおなかを緊張させたりしているものです。
逆にさほど心配事もなく自分がやりたい事も分かっていて人生も好調だな、なんていう時は自然にいい呼吸をしていたりするものです。
無意識に人生の場面場面に翻弄される代わりに意識的に自分の呼吸や体を感じている間を創ってゆく事で自分を深 く自覚できるようになったり、目の前に立ちはだかる壁を見定め、切り開いてゆけるような私たちの体という有機体、そしてその中に存在する私たち自身が本来 持ち合わせている知性を蘇らせてゆくのもロルフィングのゴールの一つと言えるでしょう。